死恐怖症タナトフォビアとはなにか?治せるの?

      
死恐怖症タナトフォビアとはなにか?治せるの?

今サイト内を改装中で、リンク切れしている箇所か多数あります。

すぐに読めるようにしますので今しばらくお待ちくださいませ・・

 

生き物はいつか必ず死ななければなりません。

 

この世の中にあるもので変化しないものは何一つありません。

これは誰しもが頭ではわかっていることですが、そのことを自分自身の境遇に当てはめて考えたことがありますか?

 

自分もいつか必ず死ななくてはならない、自分の死を怖いと感じる恐怖症が、このブログのメインテーマのひとつである

タナトフォビア(死恐怖症)です。

 

タナトフォビアって何?

 

タナトフォビアとは死恐怖症という意味で使われる言葉です。

 

正確な意味合いは、自己の死への恐怖症です。

親しい友人や家族、テレビなどで見る有名人の死に恐怖感を抱くのは、ネクロフォビア(他人の死恐怖症)と言ってタナトフォビアとは区別されます。

 

一応、タナトフォビアの語源ですが、ギリシャ神話に出てくるタナトスという死の神様が元になっています。

そして「フォビア」というのが、これもまた古代ギリシア語が語源で恐怖という意味なのですが、近年ではフォビアは「嫌悪」「忌避」という意味での使い方もされています。

 

そのため「死恐怖症」と名が付きますが、死を嫌悪する死を忌避するという状態もタナトフォビアの意味には含まれているということです。

 

タナトフォビアの症状とは

 

今から”症状”について説明しますが、

「症状?!?!病気なの?!?!」と焦らないでほしいです。

 

 

恐怖症にはこれ以外にも大量に種類があって、有名なものだと高所恐怖症(アクロフォビア)、あとは社会恐怖症(ソシオフォビア)、犬恐怖症(シノフォビア)なんていうものまであります。

 

そういえば、わたしも20歳くらいまで犬が怖くて触れなかったなあ・・

犬触れないのは別に病気じゃないですよね(^^)

 

突然自分の話をしましたが、つまり「恐怖症」というのはとても身近なものだということを伝えたかったのです。

 

 

OSUの個人的な考えなのですが、恐怖症はその人の感性だと思っています。

9歳からの20年選手のタナトフォビアであるOSUがそんな風に考えています。

 

ただ生活にあまりに支障があると困っちゃうので、乗り越える努力をしてみようかな、というのがブログ全体の主旨なのです。

 

タナトフォビアの症状については、重度軽度がかなり幅広くあります。

 

単純に精神的に来る死への恐怖(気になって色々と手につかない状態)から、それが身体の不調にまで及んでしまうことも珍しいことではありません。

 

様々ありますが例えばストレス性の胃潰瘍、不眠、過眠、食欲不振など、本当に人それぞれです。

 

同じタナトフォビアといえども、頭の中が常に死の恐怖でいっぱいか?

それとも寝る前にふっと死を怖く思うことが頻繁にあるだとか、死を連想する作品などを見ると怖くなってしまう人もいます。

 

これも人それぞれです。

症状で重い軽いを判断せずに、その恐怖が生きる負担になってしまっているかどうかが一番注意すべきポイントです

ちなみに今例に挙げた、寝る前に意識を手放しそうなときに死への恐怖を感じる、というのはOSUにとって決まって毎日のことです・・

 

ですが、今はタナトフォビアをコントロールしながら克服を目指すことができているので、問題なく眠っていますし日常生活を送れてます。

 

コントロールについてはこのブログ全体を使って記録しているので、ちょっとだけ記事紹介して、ここでは省略しますね・・

 

OSUも目指しているタナトフォビアの根本解決について触れています

タナトフォビアで心が折れない思考法を身につけよう!

考を飼い慣らせるようになれば、タナトフォビアが治る

 

「発作的なタナトフォビアに対応できないと、根本的な部分に向き合えないよね」

というのがOSUの考えです。

タナトフォビア(死恐怖症)でワアアアアアア!!!ってなってしまったときの対処法

 

 

 

さて、話を戻します。

どの程度まで頭の中が死でいっぱいだと、どの程度体に影響が出てくるのか?というのは、人それぞれ全然違います。

なので一概にオマエ重症!!オレ軽症!!とは言えないのです。

 

・無になるのが怖い
・死ぬときの痛みが怖い
・死後の世界への漠然とした不安、恐怖

こんなふうな死への恐怖が大なり小なり日常生活にめり込んできている状態であれば、タナトフォビアと判断してよいと思います。

 

 

わたしがタナトフォビアになった瞬間

あまりに説明だらけになってしまうと、ヒマさせてしまうかなと思うのでちょっとここでわたしOSUのタナトフォビアの始まりについて、ふんわりと回想してみたいと思います。

 

よければお付き合いくださいね。

 

 

わたしが小学校2年生の頃でした。夜中に唐突に目を覚ましました。

おなかが痛いわけでもなく、夜中に目を覚ましたのはそれが初めてでした。

 

あの阪神大震災のときも起きなかったわたしが、偶然に夜中の3時に目を覚ましました。

ということは、誰もが寝静まっている夜の雰囲気を味わうのもその時が初めてでした。

 

 

親→寝てる

動いてないけど死んでない、寝てる。

 

よかった。

 

わたし→今寝てた

 

今動いてる。

さっきまで動いてなかったけど死んでたわけじゃない、寝てた。

 

 

よかった。

 

「 今 」 は ね

 

 

 

いつか必ず死ぬ。今は違ったから永久に大丈夫じゃない。

いつか必ず死なないといけない。

 

 

「必ず」は「必ず来る」

 

 

途端に全身が心臓になったような動悸。

さっき確認した時計の秒針が、私の死ぬまでの時間を数えています。

暗い部屋と時計の秒針、静かに横になっているのに食道まで吐き気が上がってきました。

 

隣で寝ている母親を起こそうとしましたが、とんでもないことにこんな時間に気付いてしまって、母親まで巻き込むべきではないと思いました。

 

それに母親には解決できないと思いました。

今のこの問題に共感は何の意味もないです。

 

動悸と吐き気が収まるのを目を閉じて待っているうちに、もう一度眠ってしまったようでした。

 

起きたら何の問題もないよく晴れた朝でしたが、その日からわたしのタナトフォビア人生がスタートしました。

常に死で頭がいっぱい。何となく死を恐れてることを知られてはいけないと思っていたので、何事もないように学校生活をこなしていました。

もともと表面上明るく振る舞うような、二面性のある子どもだったので、それはそこまで難しいことではありませんでした。

 

もともと自律神経が過敏な体質であったようで、タナトフォビアになった夜中に起きた今思うと不安発作とかパニックのようなものも、その後もたまに起こりましたが、子供なりに楽な体勢や早く視界が戻る呼吸法を自分で編み出して過ごしていました。

 

 

 

なぜタナトフォビアになってしまうの?

では、タナトフォビアの「原因」ってどこにあるのでしょう?

「いつか死ななければいけない」のは全員なので、誰しもタナトフォビアになることはあり得るはずです。

しかし恐怖するどころか考えたこともないとか、いつか自分が死ぬのは当然と割とさっぱりと答える人もかなりいます。

というか、それが多数派のような気さえします。

 

もしかして隠しているだけかもしれませんが、実際は自分の死を問題にしなくても充分やっていけてる人がほとんどです。

 

わたしにも先ほど書いた通り、突然タナトフォビアが起こりましたが、

色々な人と死についての話をしてきて、やはりタナトフォビアになりやすい人の傾向はあると思います。

 

  • 死を連想する出来事が日常に多い
  • もともとの性格が心配性である
  • 生活が乱れている

このあたりが一番広く当てはまっているように思います。

順番に解説していきます。

 

 

死を連想する出来事が日常に多い

 

たとえばOSUの場合は、両親が高齢だったこと。

老い=死 という風に考えて不安になることは子供のころ多かったです。

親が歳いってるので親戚も必然的に高齢で、幼少のころから葬式の経験が極端に多かったこと。

 

「死んだおばさん喜ぶから」と周りに言われ、火葬後の頭蓋骨の一部を素手で拾わされた日は、どうしたって死について考えざるを得ませんでした。

とにかく亡くなった方という意味での仏様に近づく機会はとても多い環境でした。

 

 

もともとの性格が心配性である

 

生きてきて、皆ある程度は図太くなってきているとは思いますが、この場合先天的な性格が心配性であったかが要です。

タナトフォビアは他人についてのなにかに対する恐怖症ではなく、自分自身がモチーフになっているので、他人用の自分ではなく、もし本来の自分が心配性であれば、原因のひとつに充分なり得ます。

 

 

ちなみにこの心配性とタナトフォビアですが、「疾病恐怖症」「心気症」と呼ばれる

「自分が大きな病気にかかっているのではないか・・」

と心配して思い込んでしまう症状と、タナトフォビアを併発してしまう可能性がとても高いといわれています。

 

実はOSUもこれ気味で、いちど気になったらもうどうしようもないので胃カメラ、乳がん検査など、その都度受けまくっています。

この病院で大騒ぎするOSU、ちょっと面白いようなのでいつか記事にしたいですw

 

悩むなら早く調べてしまった方がいいし、病気が見つかれば早く治すに越したことはないのでこれについては割り切っていて、全く問題にしていないのですが。

実際に以前、少しのことが気になって受けた眼底検査で「網膜裂孔」が見つかり、即レーザー手術をし事なきを得ました。

自覚症状がほとんどなく、気づかず放置すると網膜剥離に進み、失明の危険もあるとのことで、自分が心気症で本当によかったと思いました。

心気症の人の中には、「病気になってる気がするし、病院で病気が発覚してしまうのも怖い」というパターンもあるようです。

非常に苦しく、不安な心境だと思います。

 

 

生活が乱れている(食生活や生活サイクル)

菜食主義の人が鬱になりやすいというのはたまーに聞きますが、この事実がどうであれ食事は心に多大な影響を与えます。

 

菜食をやめてタナトフォビアの発作がなくなった、という人のブログ記事を読んだことがあります。

 

どんだけ過酷な菜食をされてたんだろう・・と思う反面、確かに知人の例で心当たりもあります。

激務で精神のバランスを崩し、心療内科で薬をもらい始めた友人が、服薬のために3食取り始めたところ結局薬はほとんど飲まずに回復したことがありました。

 

激務ももちろんですが、食事がおろそかになっていたことも心が塞ぐ原因だったのだと思います。

栄養バランスを考慮した、身体づくり的な意味で食事が大切なのも、もちろんです。

それだけでなく「食べる」という行為が、どれだけ精神に影響を与えるかということはもっともっと一般的に知られるべきだと思います。

 

精神的に支配されるタナトフォビアですから、心の健康にとって良いバランスの取れた楽しい食事がとれているかどうかも原因のひとつとして確認してみるべきでしょう。

 

生活の乱れが不安症の原因になることについては、もう少し詳しく書いています。

 

夜中に急に不安になってしまう納得の原因と対処法

 

タナトフォビアの治療

、という絶対に避けることのできないものに対する恐怖症をどのようにして治療できるのでしょうか?

もし精神科にかかった場合は、現在の日本ではカウンセリングが主な対処になるようです。

 

ですが、ネットでの経験談などで見ると「ただの町のメンタルクリニック」といった感じで特に選ばず診察を受けると、きちんと受け止めてもらえない場合も多々あるようなのです・・

お医者さんに的確なアドバイスをもらうためには、恐怖症の対応に特化した自分に合うクリニックを丁寧に探す必要があります。

 

海外だと宗教セラピーという選択肢も一般的にあるようなのですが、日本ではあまり聞きませんね。

海外では死生観自体がわたしたち日本人とは違うので、タナトフォビアへのアプローチの仕方も変わってくるのでしょう。

宗教ごとにここまで変わる死生観。あなたがしっくりくるのは?

 

ところで、タナトフォビアへの治療で薬を使うことはあまりないようです。

ですがもし不安症状が強くて、抑えることがまず先決な場合は「抗不安薬」を処方されることもあるとのことでした。

しかし、たいして話を聞かずに「とりあえずお薬」みたいな対応も残念ながら結構よく聞くので、もしもそう感じた場合は速やかにクリニックを変えることをお勧めします。

 

そしてタナトフォビアの治療として有名・・というか、関連本にもよく書かれている治療法というのが暴露療法です。

 

これは読んで字の通り、恐怖の対象を暴露していくことでそれに慣れろ!という治療のやりかたです。

 

タナトフォビアの治療であれば、人の死を題材にした映画などをたくさん観るだとか、とにかく死に触れまくるということのようです。

荒療治?!って感じはしますけど、精神医療の現場で実際に使われている立派な治療法です。

 

OSUの個人的な考えですが、この暴露療法はあまり好きではありません・・。

理由は、自分の経験からなのですが、先にも書いたように死に身近な生活をしたことで、日常生活における死の面積が広がってしまったと感じているからなのです。

お医者さんの行う暴露療法と個人の体験を一緒にするのは乱暴な意見だとは思いますが・・

 

あと、慣れて大丈夫になるというのが根本的な解決になっていないように感じて性に合いません。

 

 

 

もうひとつが認知行動療法と呼ばれるものです。

字ヅラだけだと何とも想像しづらいですが、説明してみます。

 

人それぞれの、現実の受け取り方 ものの見かたのことをその人の認知と呼びます。

この認知に自分で意識的に働きかけて心のストレスを軽くすることを認知行動療法といいます。

 

もうちょっと詳しめに説明すると、普段生活していて何か経験した時に瞬間的に浮かぶ考えやイメージがあると思います。

深く考える前にさっと思うことのことです。

 

これを自動思考と呼ぶのですが、この自動思考に自分で気が付いて、そのあとの行動や感情でコントロールできるようにしていく方法です。

OSUはタナトフォビアで病院に行ったことがないのですが、実際に医療機関で認知行動療法を受けた時の流れを調べてみました。興味あればどうぞご覧ください。

恐怖症の治療法■プロの手で行われる認知行動療法の流れ

 

 

実はこっちの方法は、認知行動療法という言葉を知るだいぶ前からOSUが自然に実践していた方法にとても似ていて、タナトフォビアなった子供の頃からの癖のようなものです。

 

最後に

アアア死にたくねえ!怖い!

 

と思ったときに自分をやさしく説得して自分に丁寧に説明できるだけの根拠が必要です。

 

タナトフォビアは発作的なものが多いのでどうしてもその場しのぎのようになってきますが、繰り返していくことで徐々に自動思考ごと変わってくるものです。

 

OSU自身の話もたくさんしてしまいましたが、少しでも参考になればと思います。